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黄ばみヘッドライトを綺麗に! コーティング&黄ばみ取り

ヘッドライドの黄ばみ・・。
昔の車はガラス製だったので黄ばみはほとんどありませんでしたが、

現在の車はほぼ!
ポリカーボネート製(樹脂)です。
破損した際に破片が飛び散りににくく、ガラスよりも強度があるため
ガラス→樹脂製になりました。

鷲の目のようなカッコいい形にできるのも樹脂製だからなのですね。

しかし・・。良いとこばっかり・・・・・・・・ではないようです。

最大ともいえるデメリット。
経年劣化や、太陽の紫外線等により
黄ばみや曇りが発生することです。

車全体が綺麗でもヘッドライトに黄ばみや曇りがあると
どうしても古く見えてしまいます。
また、黄ばみが酷くなるとヘッドライドの光が暗くなり

・夜道が見えにくくなる
・車検に通らなくなる
などのデメリットがあります。

黄ばみ・曇り(くすみ)を放っておくと・・・

劣化が進むと、研磨を行っても曇りや黄ばみが取れないことがあります。
またレンズ部にクラック(ヒビ)が発生し、レンズ内部まで劣化が進んでしまいます。
こうなってしまうとヘッドライトの交換が必要になります。

ヘッドライトの新品は結構高めです。
中古品でも人気の車種の場合は高めに価格設定されています。

ヘッドライトのカラ割(ヘッドライトを特殊な方法で分解する)を行い、
内部を綺麗にする。・・・という方法もありますが、水漏れが発生したり
レンズ内部面には薄いコーティングが施されていることが多いため、
タオルで拭いたり、洗浄したりするとかえって汚くなってしまったり、
小傷がたくさん付いてしまうケースがあります。
※自分の車で行った結果、見事に小傷だらけになりました(笑)

レンズ部分だけ交換。

よくお客様から、透明(ヘッドライトのレンズ部)の部分のみ交換してほしい。
とご依頼がありますが、
基本的にはレンズ部のみの交換は行うことができません。
ヘッドライトユニット(丸ごと)交換になります。

上に記載したようにカラ割を行って、中古品のヘッドライトのレンズと入れ替えることは可能ですが、
それを行うのであれば中古品ヘッドライトをそのまま取り付けた方が楽ですよね( ;∀;)

なので!
早めの対処が必要になります!!

ヘッドライトの黄ばみ取り&コーティング

前置きが長くなりましたが、さっそく黄ばみ取りを行っていきます。
今回は作業するのはアクアになります。
新しいコーティング剤が入荷されたので、実験としてスタッフの車で作業しました。

作業前の写真。
数年前に研磨とコーティングを行っておりますが、そのコーティングが劣化し黄ばみが発生しています。
作業前の写真。
薄っすらとクラック(ヒビ)も入っていました。
これは研磨を行っても残ります。
作業中の写真。
誤ってボディを研磨しないようにマスキングします。
作業中の写真。
研磨を行います。元のコーティングを剥がして、樹脂の黄ばみを取り除いていきます。
作業中の写真。
最終的に2000番で仕上げています。
作業中の写真。
水で濡らしたりして、研ぎ残しが無いか確認しています。
作業中の写真。
コンパウンドとポリッシャーを使用して磨きます。
作業中の写真。
粗目コンパウンドを使用してペーパー目を消して、
仕上げ用コンパウンドでさらに磨きます。
作業中の写真。
綺麗になりました。
レンズ端の裏部分に黄ばみが残っているので、周りは若干黄ばんでいますが、表面は超綺麗になりました。
作業中の写真。
左:まだコンパウンドを使用していません。
右:コンパウンドで磨き後
作業中の写真。
左側も綺麗になりました。
研磨カスが多数付着しているので、洗車します。
作業中の写真。
分かるでしょうか。
このように劣化が進むとクラックは残ってしまいます。
作業中の写真。
・・とはいえ、表面は綺麗な状態でした。
作業中の写真。
コーティング剤を塗布するために、洗車します。

コーティング剤塗布

コーティング剤を塗布し、作業終了です。

コーティング後は・・・・・

コーティングしたから安心!!
というわけではありません。

その後のケアが大事です。
・ヘッドライトはコンパウンド入りのワックス等で磨かない!
※溶剤が入ったコーディング剤も使用しない方がよいです。
・洗車機、洗車時にヘッドライトを強く擦らないようにする!
・太陽光が当たらない場所に駐車する!
 などの対策が必要です。

経験上、どんなに高価なコーティング剤を使用しても
太陽光がよく当たる場所に駐車しているとすぐに劣化が始まってしまいます。

太陽光が当たらない場所に駐車(車庫等)すると長持ちするのですが
難しいですよね・・。
ですが、太陽光が当たらないように駐車(太陽光と逆向きに駐車する)することである程度は劣化を防げるので是非お試しください。

また研磨すれば良いかと思われがちですが、
何度も研磨&コーティングを繰り返すと、ヘッドライトの劣化が非常に早くなります。
クラックも多くなるのでなるべく再施工は避けた方が良いかと思います。

以上です!
最後までお読みいただきありがとうございました!