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大掛かりな作業・・。 ラパンのエバポレーター交換とダッシュボード取り外し

エアコン修理ばかりです(笑)
スズキの軽自動車が多い( ;∀;)

今回はラパンのエバポレーター交換を行いました!

エンジンを始動できない。
途中で止まってしまった・・・とのことでレッカーで運び込まれました。
さっそく点検を行ってみると、コンプレッサーが焼きついてしまいベルトが回転しなくなっておりました。

・コンプレッサー焼きつきによりベルトが回転しない。

・ベルトが回転しないため、クランクに負荷(回転できない)がかかる

・エンジンが止まってしまう。
・・・といった状態でした。

コンプレッサー交換とエキスパンションバルブ交換と配管洗浄だな!と簡単に考えていると・・。

原因が分かったので早速修理。
コンプレッサーはお馴染みのリビルト品
ベルト交換と、配管洗浄、各Oリング交換。
再修理は可能な限り避けたいので丁寧に。慎重に行っています。
エキスパンションバルブも交換。
各配管のOリングも交換し、真空引きを行います。

よし!修理完了!・・と思っていたら、数十分経過すると真空じゃなくなっている!!
どこかが漏れている証拠ですね。

修理を行った部分をすべて確認しましたが、漏れはなし。
ガス漏れを検知するテスターで点検したところ・・・

エバポレーターからガス漏れが発生しておりました。
ダッシュボードを取り外す必要があるので交換に手間が掛かります。
しかし、このまま放って置くこともできないので、お客様と相談し
交換作業を開始しました。
メーターやパネル、カーナビ等を取り外し、ダッシュボードを取り外すための下準備を行います。
作業前はうわぁ・・・大変だなぁ・・と思うのですが、
いざ開始すると1時間も掛かりません。
初めて作業を行う車両の場合や、後付け部品がたくさん設置されている場合はもう少しかかりますが、「あれ。こんなものか」となることが多いです。
よく壊れるのだから、もう少し簡単に交換できるように設計してほしいところです。ネジ2本くらいでパカっと外してすぐに交換できるように。

車両によりますが、どうやって外すねん!!と思ってしまうような位置にネジがあったりします。
製造時にフロントガラスや外装が取り外されている状態で固定されるネジなのだと勝手に思っています。
裏側はバリがたくさんあるので、毎度手をケガします。。
薄いゴムグローブをするのですが、すぐに破れたり・・(..)
この黒いケースの中にエバポレーターが隠されています。
これを取り外すためだけにダッシュボードを取り外す必要があります。
この中にクーラント(ヒーターコア)も入っているので、
車内にクーラントがこぼれないように慎重に外します。
事前にクーラントを抜いていますが、傾けると少し漏れてきます。
これが厄介。車のカーペットに垂れると車内がクーラントの甘ーい臭いがします。
ビニールを敷いて作業します。
取り外しました。
分解し、中にあるエバポレーターを交換します。
車両に乗っている状態だと、交換し辛いエキスパンションバルブ。
取り外したエバポレーター。
僅かでしたが漏れがありました。

以上になります。
手間が掛かる上に料金も高くなるエバポレーターからのガス漏れ。
漏れ止めを注入し様子を見るのも一つの手かもしれません。
※漏れが大きい場合は止まりません。

塵も積もれば修理できる・・・になりますが、
夏になったらエアコンガス注入!で修理をせずに乗られているお客様もいらっしゃいます。

お客様のご要望に可能な限り合わせて修理を行います!
エアコン修理は当店にお任せください^^