60系ノア ベルト切れにより出張引き取り
ベルトが切れるとどうなるか。
これは、車種によります。
ベルトはエンジンの回転を使って色々な部品を回します。
パワーステアリング
オルタネーター
ウォーターポンプ
クーラーコンプレッサーなど
車種によって掛かっているベルトの数が異なります。
電動パワステ車だったらパワーステアリングのベルトはありませんし、
タイミングベルトの車だったらウォーターポンプはタイミングベルト側にあることが多いので
ベルトが切れてもウォーターポンプ関連は問題なかったりします。
また、ベルトが無い車もあるので、ベルトが切れたらどうなるかは車種により違います。
パワーステアリングのベルトが切れると
ハンドルが重たくなります。
エンジンを切った状態で、ハンドルを回してください。重たいですよね。
ベルトが切れると、パワーステアリングのありがたさが分かります。
重たいだけで走行は可能です。
オルタネーターのベルトが切れると
発電できなくなります。
発電できないとエンジンも止まります。
バッテリーの残量分は走行可能ですが長くは持ちません。
ウォーターポンプのベルトが切れると
冷却水が流れなくなるため、オーバーヒートを起こします。
コンプレッサーのベルトが切れると
この時期は最悪です。エアコンが効きません。
・・・などの不具合が発生します。
そのため、ベルトが擦れていたりひび割れがある場合は早急に交換が必要となります。
しかし、ベルトがまだ大丈夫な場合であっても
プーリーの固着や、ベルトに適度は張りを持たせるためのテンショナーが破損してしまうと
ベルトが切れることがあります。
今回はオートテンショナーの故障により、ベルトが切れてしまったノアを修理しました。
60系のノアは一本のベルトで全てを回します。
そのため、ベルトが切れてしまうと
ハンドルが重くなりエアコンが効かず、発電もできません。
切れた原因を調べた結果、
オートテンショナーが破損していましたので、
純正新品に交換。
ベルトを取り付けて修理完了。
定期的な点検は必須ですね。
阪南マイカーセンターでは点検のみの場合は無料！という事が多いので
お気軽にお立ち寄りください＾＾
